File 23

フェイさん(手相占い・フェイバー)

辛口、というのか独特の語り口で手相を鑑定してくれる人に出会いました。占いよりもその話し方が気になって、この人のお話を聞きたいと思いインタビューにいきました。

台湾出身のフェイさんです。

インタビュー:しば田ゆき
写真:西野あゆみ

故郷台湾でのイベントに行くことに…

ー今日はよろしくお願いいたします。早速ですがコーヒーをお願いします。

よろしくお願いします。

ーかわいい器具ですね。どちらの器具ですか?

これいいですよね。実は私ずっとハリオのを使ってたんですけど割れちゃって。今はカリタの使わせてもらってます。

ーカリタウェーブ、銀色を使う方が多い気がするので透明珍しいですね。

シンプルとかガラスがすきなんです。これは断熱の二重構造です。

あと私これも大好きなんで。

ー月兎印さんのドリップポット。黄色とか青とかがよく見ますよね。黒あんまりみたことないです。

シンプルがいいですね、黒。形から入っちゃう人なんで。

ー笑。

フェイさんのお部屋にあるものは、たしかに黒などシンプルなものが多く、だからこそその中に好きなものが置かれているのがよくわかります。

見られんのすごい緊張しますね。心の中で(なにやってんの)って思われてたら嫌だー。

ー笑。思わないです。

私のやり方はオニバスの篤史さん※1に教えてもらったんです。

※1.オニバスの篤志さん…onibus coffeeという奥沢に1号店を構える店の代表の坂尾篤志さん。

ー今日の珈琲豆はどちらの豆ですか?

もちろんマウントコーヒーさんを使わせていただいて。一緒にお仕事させてもらってるんで。

いつもはマウントコーヒー※2さんの中煎りのやつを飲んでるんですけど、今回特別にフェイブレンド作ってもらいました。

※2.マウントコーヒー:広島県の自家焙煎コーヒー屋。

ーえ!フェイブレンド!すごい!

飲みやすいと思った瞬間に、その後になんかきた、っていう感じの味。

ーちょっとクセがあるみたいな感じですかね?

私普通じゃないじゃないですかどう考えても。

ーうんうん。笑 フェイさんのイメージで作ってもらったんですね。

ただ飲みやすいのは嫌だったみたいで。

私の好みもわかってると思うんで。飲みやすいと思ったあとに裏切られたみたいな感じです、って電話でお伝えしたら、「狙ったよ」って言われて。 

ーなるほど、意味わかります。飲みやすいけど、少しクセのある感じが見え隠れする印象。

ーコップかわいいですね。

これは「どうかしてる」っていうコップ。

「嘘みたいなコップ」っていうのをやっているお友達のアーティストさんでまきこさんという方がいて。冬はこれでココアを飲むっていう。たぶんこれニコラスケージです、きっと。

まきこさん: https://www.instagram.com/sasamakiko/?hl=ja

ー手相はいつからやっていますか?

手相でお金をいただけるようになったのは2018年から。もともとは20代後半の時に仕事に悩んだ時期があって。それでヒントが欲しくて勉強したのがキッカケです。

ーその時はフェイさんはなにをしていたんですか?

普通にOLしてたんです。OL歴長いです。

いろんな会社にいましたよ。大企業の人事部にいたときもありました。

私がOLやってた時に、チョークボーイ※3っているじゃないですか。当時彼の弟子のシスターチョークボーイとして仕事を手伝っていたサラ・ガリー(Sara Gally)って子がいて、実は彼女が10年来の友達なんです。

私はOLとか普通の社会にいたんで、働いててずっともやもやしてて。そんな日々を過ごしてたときに親友から「サラ今インスタでやばいよ」って聞いて。

その後彼女の初めての個展に行って、「なんかすごいじゃん」てなったんです。その一ヶ月後に、神奈川の藤沢にいたサラに「遊びにおいでよ」って言われて、「実はチョークボーイを筆頭に手描きのアーティストを集めた大きいイベントを台湾でやるんだ」って。それで通訳としても来てほしいっていわれて。私その時4年くらい台湾帰ってなかったし、家族とか親戚にも会えるから全然いいよって言って。その時にチョークボーイの他にもUSHIO CHOCOLATLさん※4とかマウントコーヒーさん※4とかonsayacoffeeさん※5とかみんないたんです。台湾の出展者さんと日本から来てる人たちのブースがちょっと雰囲気違ってて。「すんげー味出てる珈琲集団いる!」と思って。アフロっぽいのもいるし。それが今お仕事を一緒にさせてもらってるマウントさんで。

※3.チョークボーイ:チョークなどで手描きのサインや看板を描く。
※4.USHIO CHOCOLATL:広島県尾道のチョコレート工場。
※5.onsayacoffee:岡山県岡山市の自家焙煎珈琲屋さん。

ーなるほど。Culture & Art Book Fair in Taipei※6でいろいろな出会いがあったんですね。その方々と今も繋がっているということなんですね。

※6.Culture & Art Book Fair in Taipei:台湾で開催されたアートブックの祭典。

“もやもやから開ける”と感じた出会い

チョークボーイのところ(株式会社CBM)※7チーム名WHW!で働くようになったきっかけは、私が前「レーヴェ」って名前でお酒出したりフード出したりとかしてたんです。

株式会社CBMで一緒に働いてたみさきちゃんが、当時代官山の「Bird」っていうカフェで働いててイベントとか企画してて、「フェイさん出店してよ」って言われて。その時久々にチョークボーイに会ったんですよ。隣のブースだったんです。

私の友達が来てくれて、チョークボーイの本買おうとしてたんですけど、2から買おうとしてたから、「まず1から見て2を買った方がいいよ」ってすすめて。私自分の商品より宣伝してたら、チョークボーイの奥さんに「なんかお金渡したっけ?」って言われたり(笑)。そのイベントの帰りに「森、道、市場」※8の出店手伝ってくれって誘われて。

それでその森道の帰りに、「会社やろうと思ってるから、正社員で入ってもらいたい」って言われて。裏方とかずっとやってたんで、裏のことやってましたね。

※7.株式会社CBM:チョークボーイさんの会社名。
※8.森、道、市場:愛知県で行われるマーケットを主体としたフェスティバルイベント。

ーフェイさんってなんでもできそうですよね。器用そう。

いい意味でも悪い意味でも器用貧乏。ちょっとコンプレックスではあるんですよね。周りに一個や二個を極めている人が多いから。

ー小さい会社にひとりいたらめっちゃ役に立ってくれそうです。なに振ってもやってくれそうです。

でもね、だから疲れちゃうんですよね、それが。

ー私にはとても魅力的なことのように思います。チョークボーイさんに声かけられた時は「やります!」みたいな感じだったんですか?

「やります!」って感じじゃないです。ちょっと考えさせてくださいって。

ー即断即決ではなかったんですね。

やりたいなって気持ちはあったんです。ずっともやもやしてたから、全然違う業界にいったらなにか開けるっていうのはわかる。でもやっぱりずっとOLで安定してたし、その時東京駅方面で勤めてたんですけど、その生活も嫌いじゃなかったから。

まぁ、でも行きましたね。

ーどれくらい悩んで決めたんですか?

3ヶ月くらい。

ーおぉ、結構悩んでますね。手放すものが大きいっていうのもあったんですかね。

その間は他の子たちはみんな入社してて、私が一番遅かったんですよ。他の子たちは悩みつつもわりかし即決でやるみたいな。

お母さんには辞めなきゃよかったんじゃないのって言われました、昔の人って安定したところが良くてベンチャーみたいのはあんまりだから。その時は介護事業やってる会社にいたんで。いろいろ旅してますね。会社を旅する。

ーどの点を買って声かけられたんですかね。

営業だと思いますよ。口がうまいんじゃないですか。売り文句が。

OLをやってたっていうのもあるかもしれない。裏の作業やってほしかったみたい。奥さん妊娠してる時期があって、経理を手伝ってたこともありますね。

ーそういう役回りなんですね。

そういう星回りなんですよー。極めたいんですよー。

「じゃあ私やりましょうか..?」で始まった「手相鑑定」

ー今は株式会社CBMでは働いてないんですか?

もう卒業して、今はフリーでやってます。本当にいろいろやってます。

ーこういうデザインとか?

はい、これは個人でやってるんですけど

占いもそうですね。お友達から声かけてもらうとか。

(フェイさん提供写真・フェイさんがデザインした写真スタジオの看板)

ー占いはなにがきっかけで始められたんですか?

手相始めたのはもともと自分のを見たい、友達に遊び半分で強いことを言いたいって感じで。「お前ほんとにしょうもない結婚線してんな」みたいなそういうのが動機だったんですけど。笑

代官山のBird※9さんで、東京台湾さんとうち(株式会社CBM)のコラボで出店してたんです。Birdのつくりってすごいおもしろくて、ちょっとしたプライベートゾーンみたいなところがあって、その時そこに2日間だけ本気の手相占いの人を呼んだんですよ。でも初日、料金が高いのもあって全然お客さんが入らなくて、占いの人が「次の日は行かない」ってなっちゃって。私たちも「どうしよう」ってなるじゃないですか。

チョークボーイは私が友達に辛口で手相やってるのを知ってたんですよ。それで「じゃあ私やりましょうか?」ってなって。そこからですね。私もお金いただくっていうのは初めてで。

※9.Bird:代官山で営業していた店、2018年7月実店舗閉店。現在はイベント出店、ケータリング等をおこなう。https://www.instagram.com/bird_daikanyama/

ーお客さん来たんですか?

めっちゃ来ました。安いですもん、その時は10分500円でやってました。今はさすがに更に勉強を重ね、アップデートもしましたけど。

ーそれがきっかけで手相占いをイベントでやるようになった?

それでチョークボーイも可能性を見出したんですよ。東京台湾のオーナーさんのすーさんも「フェイちゃん次もやってほしいな」って言ってました。

ーOLをやってる時と株式会社CBMにいる時と出会う人が違うな、みたいなのも手相から見えたりするんですか?

全然違います。だからもしOLやってる時に出会った人とか周りの人の手相見たら多分、今見てるお客さんとはきっと全然違う。今はクリエイティブな方がやっぱ多くて、結構皆さん似ていたりします。芸術の仕事向いてるとか、「仏顔」※10が多いなとか。適正がちゃんとそのクリエイティブで、ちゃんと見極めてるんだみたいな。

※10.仏顔:親指の第一関節にある手相の呼び方。

ーこのイベントのお客さんはこういう傾向だなみたいなこともありますか?

めっちゃあります。今回この線めちゃ多いなとか。楽しいですよ。だから、いちいち面白がってます。

結構お客さん見てて「吸い取られて疲れたりしない?」って聞かれるけど、あまり入り込まないようにしてます。感情移入しちゃうと、自分引っ張られちゃうんで。

でも森道で他に手相で出店してる子がいて、その子は「私は結構引っ張られちゃうんです」って言ってて。「やめた方がいいですよ」って話してましたね。

森道にはもう知り合いとかめっちゃいるから、その子が出てきた時「手相のライバルいるよ」「大丈夫?」「つぶされない?」って言われて。「全然気にしないから」って言ってたけど、その人が急に来たから「やべぇつぶしにきた」とか思って。笑

ー気にしてた。笑

「あなたは自分を見れるでしょ」って話をして断ったんですよ。でもその人、「人のは見れるけど自分のはわからないんだ」って。

だからじゃあ見ますよって(見ました)。でもすごい良い人だったから、もう今友達っす。すごい良い人。

ーええ、そうなんだ。ていうかあの、フェイさんが良い人ですよ。なんかね、良い人なんだなって。今思った。

良い人ではないです、ただの台湾人っす。

本当に台湾人って書いておいてくださいね。たまに日本語上手すぎて、「えっ?」てなるときあります。

ーたしかに日本語ペラペラですよね。生まれはどこなんですか?

台湾です。台湾の屏東県※11です。

※11.屏東県:台湾最南端の県。

ーコーヒー栽培しているところですか?

私本名が「リンフェイピン」なんですけど、まさにその屏(ピン)東が故郷。おじいちゃんがつけてくれたんですが。屏東県で結構珈琲豆安く採れてて。今は高くなってると思うけど。

ー台湾今すごい成長してるんですよね。日本に来たのはいつですか?

10歳の時に母の再婚で来ました。

ーそうなんですね。日本語ぺらぺらだから「3歳から来ました」って感じかと思っていました。

全然、だから北京語とかもちょっと覚えてます。それでイベントでも通訳で来てって言われて。

ー台湾名で活動していくと決めたタイミングがあったとお伺いしたのですが。

一応母が再婚したんで日本の名前いただいてて。でも、本名で(やろうと)。

その台湾のイベントの後にサラに「フェイちゃんはこれからどうしたいの」って聞かれて。悩んで、「私本名で活動していこうかな」って言ったら、「じゃあこれから一切○○ちゃんと呼ばないよ、フェイちゃんって呼ぶよ」って言われて、「じゃあそれでお願い」って言って。あそこ原点です。だから結構、こうなったのはサラのおかげです。

サラが弟子やってなかったらチョークボーイにも出会ってないし、そういう節目節目で結構サラに再会したり。実は一緒に「ジンジャージンジャーっ」ていうユニットも組んでます。もう1人いちかちゃんっていう手描きやる子と3人で。2人は描く人で、私はお酒を出す人。今はイベントに出れないってのがつらいですね。

タイミング
マウントコーヒーさんとYAMABON

これ最近出ました。YAMABON※12の最新号。

マメイケダさん(https://mameikeda.com/ )っていうこういう絵を描く人がいて、この人が表紙です。

※12.YAMABON:マウントコーヒーさんが発行する冊子。

ーこういうの、とてもいいですね。ここまでちゃんと時間かけてるなっていう冊子ってなかなかないから、すごいなと思って。本にできそう。

ちゃんと取材してますからね。ちなみにZINEか本?になるのでは?たぶん。

ーなるんですね。

もともと私はそれで誘われてます。ZINEにしたいから変なコーナーが欲しくて。

ー変なコーナー担当!笑

そうそう。おもしろ担当なんで。

ーメインで制作に携わっているっていうことじゃないんですね。

制作には関わってないんです。

ーそれでそんなにおすすめするのすごいですね。

そうですか?ちゃんとお仕事いただいてますし。

今回も「すいません、そろそろ書き始めてください」って言われて。「もうネタ考えてるんで大丈夫です」って言ったりして。でもこの絵を描いてる人とかは違う人です。このゆるい感じのと混ざり合って、フェイちゃんです書いてあって…

ーすご、制作してるみたいなテンションじゃないですか。

いやいや。でも10月にマウントさん主催のイベントに呼ばれて行くんですよ。キャンピングカーでいきます。実は私まだ広島のマウントコーヒー行ったことなくて。マウントコーヒーさんは市内から車で30分ぐらいかかるんで、全然ちょっと行けてなくて、やっと行けるかっていう。

いいっすよ、まずオーナーが味ありますからね。モジャモジャ。

※取材は9月だったため、現在はイベントは終了しております。ちなみに、キャンピングカーでマウントコーヒーさんに行けたとのことです!

今回の記事すごいおもしろいんです。「切れてませんか生命線」っていう。

ー面白そう、読みます。いいですね、マウントコーヒーさん。とても活動的で。

フェイさんいろんな人と出会ってるじゃないですか。「この人面白そう」とか「合う」みたいなのは、直感的なもので繋がっていくんですか?

私は「この人おもしろい」「近づきたい」っていうのは正直あんまりないんですよ。アーティストとかそういう名目でちゃんとやってる方は一目置いてるんで、誰でも。

だからフランクに「この人にいこう」、みたいのはないんですね。ちゃんと距離を取って、でわりかし向こうが来る。自分は行かないです。向こうが来てくれればもちろん私は嬉しいです。わたしはけっこうアーティストさんとかすごいことやってる方にぐいぐいはいかないです。尊敬の念で。自分がそういうことできないから。でも結構向こうから来ますよ。あ、自慢じゃないですけど。

ー笑。なんでですかね。

パーマと雰囲気じゃないですか。笑

ーモジャモジャだから仕事くれる人はなかなかいないですよ。笑

ーフェイさんのお話聞いていると、周りの人を応援したい気持ちがすごく伝わってきます。なんでそんなに、優しいんですか。

優しくはない。良いと思ったものをただ宣伝してるんです。そんなことないですか?良いと思ったものは宣伝したい。

フェイさんのお気に入りや好きなもの

これこの間aquvii※13さんが作ってくれた面白いやつ。

※13.aquvii:東京・学芸大学駅近くにあるセレクトショップ。

http://www.aquvii.com/

ーかわいい。

かわいいって言っちゃ駄目なんですよ。「面白い」でもらってきてるんだから。

ーデザインが全体的にとてもかわいいです…(譲らない)。

こっちはaquviiさんと一緒に作ったTシャツ。

蓄光っていうのがあって、光をためておくと光ります。

フェイフェイ T-sh / FRONT – ORANGE

ー夜光るんですね。楽しそうです。

だからそれ結構知り合いが買ってくださって、「花火見に行くときに着るよ」とか、「今は無理だけどクラブで着るよ」みたいな。

ツーパターンのデザインがあって、もうひとつは刺繍が入ってて刺繍の部分も光ります。刺繍で後ろにこれがあって、「ほぼ人生相談」って書いてあって光ります。

ー「ほぼ人生相談」笑。たしかに占いってそういうところありますね。

aquviiさん本当いつも面白いことやってて。

ーこれはなんですか?めっちゃかわいいです。

ー西野)これなんて書いてあるんですか?

台湾語でいいねって意味です。ちなみにこれ北京語じゃないんで、台湾人しか使わないです。「ざん」。

ーフェイさんのサービス精神が伝わってきますね。

オンラインでも販売しているそうです。新色も追加されたそう。

【 huihui × Aquvii 】 Hui Hand Glove / WHITE:https://aquvii.shop/items/616fd8d33303782268f4396b

【 huihui × Aquvii 】 Hui Hand Glove / PINK , KHAKI , BLACK:https://aquvii.shop/items/616fdaaaf1f39a01c469171f

これはチョークボーイに卒業祝いでもらいました。「私しか使わないしもらっていいすか」って。

ーこれはフェイさんがイベントで使っているやつ…!みたことある…!家にある…!

あとちょっと最後に私の家宝を。家宝があるんです。

あれは私が尊敬するアーティストさんがたくさんいらっしゃった「TOKYO ART BAZAAR」っていうイベントで、そこにまさか私が呼ばれて、で好きなアーティストさんのサインをいただきました。「フェイフェイによる辛口!手相占い」ってとこが私のブースで。もうすごい方たちばっかりなので、私の家宝です。

ー加賀美健※14さんとかいますね、すごい。

※14.加賀美健:アーティスト。

健さん大好きなんです私。見てください健さんの「実家帰れ」こっちにありますから。

ー笑。

コロナがなかったら今年もイベントあったと思いますけどね。

あれはひまさん※15がぐっすり(good sleep baker)※16の周年記念の時に作ったやつです。。今年はてぬぐいでした。

※15.ひまさん:アーティスト平山昌尚さん。
※16.good sleep baker:フェイさんおすすめの松陰神社前のビールとパンのお店。

ーひまさん人気者ですね。

でも私は健さんかなーやっぱり。健さんの前だと好きすぎてマジ何にも喋れないです。

これ(TOKYO ART BAZARR)出店した時すごかったんですよ。私ファンだから健さんが代官山でやってるお店に行ったことあるんですよ。多分健さんは何でここにいるんだろうって思ったんですよね。

出店の最後にすごい視線を感じてぱっと見たら健さんがめっちゃ見てて、「ね、どこで手相勉強したの?なんで手相見れるの?」って。(話しかけてきたー!)と思って。緊張しちゃってもう普通に答えて。がちファン。

ー笑。ファンですね。

お部屋にあるものも見回すとみんな面白そうなものばかりです。他にもおすすめを紹介していただけますか?

これもちょっとすすめたいです。その花瓶。

ーこれすごいかわいい。

これヴィンテージの花瓶で、実はさいちゃんというお友達が最近始めました。その子ブラジルで生まれて、アメリカにも長く住んだことあって、今は日本に帰って来てるんですけど、アメリカとかドイツとかから仕入れてるみたいですよ。家に遊びにいった時「なにそれ、かわいい!」って言ったら「それフェイさんにあげる」って。

今一眼レフで花瓶の写真撮りまくってますよ。駒沢のひろいとこに花瓶がすごいたくさんあるんですよ。めっちゃおすすめですよ。全部本当に海外から送られてきます。

一応店舗でやってます。かわいいですよ。

sleepy moon:https://instagram.com/sleepymoonvintage

TALKY※17ってしってます?スケボーの箸置きもね、いいんですよ。

※17.TALKY:アパレルをバックグラウンドとする3人が、プロダクトのもつ可能性をビースティーボーイズ世代の新解釈で提案する、ミンゲイプロジェクト。

http://talky.jp/

これも面白いんです。ミシンの版は自分でデザインして革に手刷りしたんですよ。革で色んなものを作っている高野さんという知り合いが居て、

彼が革のハガキを作ったんですよ。

革のまま送れるって言うのを当時宣伝したかったらしくて、誰かにサンプルとして描いてもらいたいからとたまたま私が手をあげてみて(笑)

その時に試しに練習として画材を革に乗せてみたんですけど、失敗したやつがこの写真のものです。

DELIFE:https://instagram.com/delife.tokyo/

ーところでこれもすごいかわいいですね。

すごいっすよね、サインペインターのunileさんという方に描いてもらった。

手描きにもいろいろ手法があって、このサインペインターという方たちは文字のスペシャリストなんで、文字のサインを描く専門の人たち基本絵は描かないんです。なのにこれ描いたんです。これすごくないですこれ、ほぼ一筆ですよ。すごくないすか。すごいプロですよ。

unile:https://www.instagram.com/unilesigns/

ーほぼ一筆ですか…?すごすぎる…。

「パルムイズマニー」。パルムってどういう意味ですか?

パルムっていうのが、手相って意味なんですよ。

ー笑。まっすぐなメッセージ。

真っ直ぐな。この人も面白いんですよ。ちょっとブラックユーモアがある人で。でもそれが良くて。

unileさん、文字に対する愛をすごく感じる。

ー今日はありがとうございました。フェイさんはフィールドが広いですね。何でも知ってる人という感じ。編集屋さんとかそういう人多いですよね。

色々知ってる方ではあるかもです。なんか定めろとは思います。

ーそれ器用貧乏の人のいいところじゃないですか。

いや自分はいいと思ってないんですよね。

でも周りに面白い人がいっぱいいますよね。本当に紹介しきれないっす。根底にやっぱいいものとか好きな友達のものを宣伝したいっていうのがある。

ーお部屋を見回すだけで、フェイさんの好きなものがたくさん詰め込まれているのがわかります。今日は色々とお話いただきありがとうございました。

フェイさんは終始いろんなことを気にかけてお話をしてくださった印象でした。とても明るくて気さくで面白いけど、その間にもいろんなことを考えて気を遣っていることがわかり、それが人に好かれる理由なのではないかと思います。

フェイさんがご紹介くださったクリエイターの方々も皆ユニークで独自の活動をする方ばかりで、みなさんの動きも合わせて要チェックです。

フェイさん

自分の手相が見たくて勉強したら気がついたら人のも見るようになりました。

様々な仕事を経て、チョークボーイの下で働き2020年からフリーに。

現在は東京を軸にイベントに出ています。

instagram:https://instagram.com/lowe_hui_/

紹介したお店など

まきこさん(嘘みたいなコップ): https://www.instagram.com/sasamakiko/

マウントコーヒーさん(コーヒー):https://www.instagram.com/mountcoffee/

ウシオチョコラトルさん(チョコレート):https://ushio-choco.com/

onsayacoffee(コーヒー):

ONSAYA COFFEE | 岡山県岡山市の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店通販

岡山県岡山市の西口奉還町から厳選したコーヒーをお届けするローカルスペシャルティコ…
onsaya.com

aquviiさん(Tシャツ、グローブ):http://www.aquvii.com/

グッドスリープベイカーさん:http://goodsleepbaker.com/

sleepy moonさん(花瓶)https://instagram.com/sleepymoonvintage

TALKYさん(箸置き):http://talky.jp/

DELIFEさん(革):https://instagram.com/delife.tokyo/

unileさん(サインペインター):https://www.instagram.com/unilesigns/

WHW!:https://instagram.com/whw_whatahandwrittenworld/

https://instagram.com/whw_whatahandwrittenworld/