こや

[つまみ読む生活]vol.4 光る食べ物たち

Column

「おはよう」のあなたも、「こんばんは」な、あなたもこんにちは。第4話です。

さて、まだまだ梅雨です。「梅雨、嫌い!」と思いながら、夏も暑くて結構嫌いなので、

2ヶ月ほどすっ飛ばして「早く秋来ないかな〜」と窓を眺めながら思う月曜日の20時です。

マスクのせいで出来た顎と鼻の下のニキビを気にしつつ、マスクなんかしなくても堂々と街を歩ける日を楽しみにして、真っ赤な口紅をAmazonのカートに入れたところです。

今は感染症に悩まされているけれど、これが終わっても、実は何も終わってはいないんだよな…と気づいている自分を無視できずモヤモヤしちゃってます。

ん〜、えい!口紅買っちゃお!ポチ!!

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雨の日に決まって思うことがあります。それは「太陽のありがたみ」です。天気が良い時の方が、食べ物も美味しく感じませんか?気のせいですか?私だけですかね?私だけだったとしても、この話続けちゃいますね。

昨日、久しぶりに天気が良かったので、家の屋上でピクニックをしました。コーヒーを淹れて、サンドイッチを食べたんです。アメリカのインディーズバンドのアルバムをかけながら。もちろん “ セッティングだけで満足できる浅はかな自分も優しく受け入れつつ”です。

サンドイッチ食べる時、トマトやレタスの水分が光に反射してその断面がキラキラと光っていました。コップに入ったコーヒーも、ゆらゆらと、青空を映して光っていました。あまりに綺麗で、少しびっくりしました。そして、なんとなく、いつもより美味しく感じました。

うっとりしながら、私の頭の中では、もう高貴なクラッシック音楽が流れていました。LA育ちの彩度高めな声はもう、私の耳に届いていませんでしたね…。

「食べ物は、過去に生きていた物であって、それらは太陽が大好きだったわけで….。」という事実が、あの一瞬で証明されたような気がしました。そして、その美しさにほとんど泣きそうになりながら「ありがとう地球!」となりました。久しぶりの感覚です。

コンクリート・ジャングルの中で、Amazonから何でもかんでも送られてくる生活をしていたら、そんなこと忘れてしまいますよね。名前ばかりネイチャーな感じにしやがって!

さて、皆さんの家にあるダイニングテーブルには、窓からの光、ちゃんと入っていますか?

もしご飯がなんとなく美味しく感じない時が来たら、太陽の近くに食べ物を持って行ってください。キラキラ光って、きっと美味しくなります。同時に自分の体にも太陽の光が当たって、ビタミンDが手に入ります。

「太陽大事!」と当たり前のことを言っていますけど、気を抜くと太陽の光を浴びずに、一日を終えることは簡単にできちゃいます。朝早くから電車に乗って室内でお昼食べて、日が暮れてから帰りの電車に乗って帰る毎日の人がたくさんいます。どうか、ご飯とあなたが太陽の光に包まれる時間がありますように。

…「ありますように」ってゆうか意識的にそうしなさいよ!

ここで今思いついた名言を1つ。

「太陽は心と体の電子レンジ」

突然お母さんみたいな気持ちになった私でした。

今回はこのへんで。ごちそうさまでした。

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