[つまみ読む生活]vol.30 深夜に朝ごはんを
「おはよう」のあなたも、「こんばんは」なあなたも、こんにちは。第30話です。
30話も続くなんて思ってもみませんでした。ここに日々のことを書くことで私は間違いなく精神的に救われています。色々と考え過ぎてしまったりするけれど、友達と話すように、日記を書くように、思っていることを書き出す機会があるのはいいことですね。どれだけの方が読んでくださっているのか分からないですが、できる限り続けていきたいものです。
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さて、みなさんにとって夜はいつまでで、朝はいつからですか?
私にとっての夜は4時までで、朝は5時からです。
毎日なんとなく眠れずに窓の外が明るくなってきて、空腹の限界を迎えます。いつもは「もうこんな空腹状態で眠れないよお!けど朝ごはんまで我慢できないよお!はあ、仕方ない最終手段だ。睡眠薬飲んで強制終了しよう。そしたら起きてすぐ朝ごはんだ!」という感じの流れなのですが、大体そうして迎える朝は、お腹の中は空っぽなのに何を見てもピンと来なくて、結局お昼ごはんまでコーヒーのみで過ごしてしまいます。
第15話で「朝を手に入れる」というお話を書いたのですが、やはり早起きはいつになっても続きませんし向いてません。憧ればかりでこの先も無理でしょう(諦め)
しかしですね。私この前、気づいてしまいました。
「また4時。今食べたら夜食だけど、あと1時間すれば朝だな…朝ごはんになる!!」と。
「どうせ7時や8時に起きられない。次のご飯にありつけるのは10時くらいだ。そしたらあと6時間もあるじゃないか。そんでもって6時間後ちゃんと食べられない。朝ごはんなんてもうしばらく食べていない。私は朝ごはんが食べたい!!よし、5時まで起きていよう。5時になったらモリモリ食べるぞ!」と。
なぜ今まで気づかなかったんだ……とニヤニヤしながら炊飯器だけセットします。3〜5時のあの時間帯には魔法がかかっていて、1時間の体感が20分くらいですよね。5時を迎えるまで一瞬でした。
“どんぶり”に炊き立ての白米をよそり、納豆、キムチ、長ネギ、生卵、ごま油をかけて、インスタントのしじみ汁といただきます。薄暗いキッチンで、家族のイビキを聞きながら待望の一口。
は?なんだこれ、美味すぎる。
とんでもない勢いでかき込んでしまいましたよ。お腹いっぱい。そしたら急に眠気が襲ってきてフワフワした気持ちになっていきました。起きてたって仕方ないし、歯を磨いて寝よう。おやすみ。なんて幸せなんだろう。
そして10時に起床。なんか……すごくいい夢をみた気がする。睡眠時間は長くないけど、すっごくいい目覚めだ。それと、人より1日多く生きた感じがする。やってよかった!!
これ、「深夜の朝ごはん」って名付けよう。
眠れない時は、朝と夜の隙間の時間にごはんを食べて、お腹いっぱいになればいいのかもしれない。私にしか通用しないライフハックかもしれないけれど、不眠症の人はぜひ。おすすめです。かなり。
今回はこの辺で。ごちそうさまでした。
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「つまみ読む生活」
食べるように読み、吐くように書きます。ここ3年、1年おきに人生がガラッと変わってる。
こや